| クリスマスイブの過ごし方は勿論 |
男二人で恋空から始まりましたきゃっほー! 紅月です。 ミクシィからの転載なので一人称が「俺」ですがお気になさらず。
今日の購入物
楽譜入れる用のフォルダ キーボード 空の境界(中) チームバチスタの栄光(下)(下) L・最後の23日間
今日は寺宙さんと男二人で恋空を見に行くというミッションを自身にかして行って来ました。今から思っても何という地獄を選んだのか。ドキドキが止まりませんでした。いろんな意味で。
渋谷に十時ごろに待ち合わせしてすぐ傍のシネフロントに。そしたらなんかいきなり並んでるんですが。案の定カッポーばっかりでいきなり並びたくありません。これを見終わるのが十二時半頃で、それからご飯を食べつつ感想を言いあい、そのまま「私もあんなことしたいな」と裏町に消えていくに違いありません。 でもその中に男三人組の姿とかもあったので勇気付けられました。俺達だけじゃなかったんだ!
無事に中に入り、来年四月公開のコナン映画のチラシを手に入れ、臨戦態勢も万全。寺宙さんとも「限界になったら出て行っていいですか?」と言いあって本番怪死もとい開始。
映画の予告で「チームバチスタの栄光」が流れてて中々面白そうだなーと思ったので文庫本買うと決めたのでした。
ここで「恋空」の登場人物紹介
ミカ・主人公 ヒロ・恋人 優・二番目の恋人 その他
始まってすぐモノローグ。なんか、語りが池脇千鶴に似ていて吹いた。あの語尾がなんか「にょ」みたいになる感じが。同じ地元なんだろうか。
で、小説にて脳内補完していたのでいきなりミカを含めた友達三人組が「もう三ヶ月だしー彼氏作らないとー」とか言い出します。一人なんてパラメータ表まで作ってました。女の人は怖いです。俺ならきっと全部D判定ですよ。ちなみに作った子は三人の中で一番可愛くないというのもお約束なんでしょうか。
そして隣のクラスのヒロキだか誰かに会いに行きます。いねぇなぁと引き返したら廊下の向こうからやってきやがりました。無論、後ろにヒロを連れて。
気づいたんですけど、ヒロのように髪の毛を金髪に染めた人は他には誰もいません。なんぼキャラクターを立ててるんですか! ラノベの鉄則か! ヒロキ?も負けてはいません。「俺、D組のヒロキってんだ! 電話番号交換しよう!」といきなりミカに聞いてきやがります。近頃の男子高校生はこんなにも慣れ慣れしいんでしょうか。まずはお友達から。数日友の契りを交わしてから「ところでそろそろ番号教えてよ」とかなるんじゃなかろうか。まあ、僕が会社で貰った時は飲み会しながら「教えてよ」でしたが。
ヒロキ?狙いのミカ友達Aが「私交換したい!」と言い出してミカは逃げますが、そこでヒロとぶつかって邂逅。ここから恋は始まっていたのですとかモノローグ。
で、携帯無くした→図書室かも→発見→データ消されてる
という摩訶不思議な経過を辿り、ヒロが一言。
「本当に大切な友達なんていたの? 大切な奴ならあっちから連絡してくるよ」
とか、いきなり吹きそうになる超展開をします。おま! 人様の携帯勝手にいじんな!
そこからストーカーヒロとミカの戦いが始まります。 ミカはなんとしてでも相手の正体を割り出そうといろいろな情報を引き出そうとし、相手は正体を明かさないようにとはぐらかしつつしかし引き出されつつ。 何という高度な心理戦。Lとキラも真っ青です。
そんなフィルターを取り外せば、単に気味悪いなら着信拒否すればいいものの、「気にならない」と言いながら相手のことを知ろうとするミカはどうしようかと思いました。リアルツンデレですよ。
「あ、あんたのことなんて気になんてならないんだから! でも負けっぱなしもしゃくじゃない!」
って感じで話しているうちに布団の中で徹夜してしまいまうほどに。二人で夜明けの飛行機雲を撮ってました。 それにしても電話しまくりですね。電話料金は五万とかですよきっと。定額制にしてるんだろうけど。とか考えてました。 その中で離婚フラグが着々と立っていきますが、基本スルーです。
で、二学期が始まってとうとうヒロが現れます。
「たんじょーびおめでとー!」
手にしたどこかから引っこ抜いた花をミカに渡します。
ドロー!モンスターカード!!
あかつきね、に1000ポイントのダメージ!
いや、お前好意寄せてる女の子に道端の花を上げるのか……普通に花屋で買わないのかよぅ。案の定ミカも「花が可哀想だお前氏ね」という感じで逃走。 始業式が終わりこれ見よがしにカップルしかいない坂を下っていくとヒロが抜いた花を埋めております。
「これだけ肥料やれば大丈夫だろうぜ!」
まあ、そうだろうね多分。その行動がおかしかったのかミカはなんかしらないけど惹かれたらしいです。 授業中にいきなり「図書室来い」と呼ばれ、図書室では「サボろうぜ」と言われ、家に連れ込まれてキスをされ、「初めてなのか……優しくする」とか抱きしめられた後に押し倒されて徐々に制服を剥ぎ取られ始めたところでえーりんが規制したのか行為が終わってしまいました。
ドロー!モンスターカード! あかつきねに1000ポイントのダメージ!
この流れにすでに俺のライフは1000を切りました。コートを口元に持っていって必死に声が漏れないように耐えます。 ええ、恥ずかしさに笑いが込み上げましたよ。別の意味の。
その後はとうとうあれっす。レイープシーン。ワゴン車っぽいのがいきなりミカの前に止まって連れ去ります。でまあ、草むらで追いかけてレイープ。びりびりと服が破ける音がした割には立ち上がった後はちょっと汚れてるくらいしかしていないという。
ミカー!とか言ってヒロが探しにきて隠れたんですが、携帯は着信音をオンにしたまま。そりゃ見つかりますわな。で、こう抱きしめてですね。
「なんで……この場所が分かったの?」 「俺の……ミカへの愛の力かな」
ミカへの、愛の力かな……力かな……力かな……力かな――
ぶっはっ!?Σ( ̄x ̄)ブッ!
もう止めて! あかつきねのライフはもうゼロよ!!?
耐え切れませんでした。隣の男の人に後ろの女の人すみません。盛大に吹きました。もう、誰もが「こいつ笑ってやがる」と分かるくらい盛大に。俺には耐え切れませんでしたよ。いや、レイプされてしまった彼女を見つけて涙ながらに謝る彼氏というのは男としては「おお、大事に思ってるんだな」と強く惹かれる場面ではあるんです。でも、でも……すまない。高校生の臭さに耐性が出来ないうちに痛恨の一撃を喰らってしまった。
その後はレイープされたの大丈夫でしたっていうのと、ヒロがレイプした人らを皆殺しにして、主犯格の元カノを「打ち殺す」とか脅して結局ヒロの姉が髪の毛を切る刑に。髪は女の命ってね。
結局赤ん坊を身ごもってることもなく、より愛を深めてーとなっていたのですが、周知のとおりヒロは癌に侵されたのでつめたい男を演じて別れます。小説ではここら辺は見事に描写されてなくて単に最低男だったんですが、映像ではあからさまに伏線を見せてくれるので分かりやすかったです。
そう、ここからでした。恋空がつまらなくなるのは。
何故なら、ここからいっぱしの恋愛物語になってしまったからです。
正直、ここから語るのはもうミカが恋愛の傷から回復して、優という大学生と付き合って、幸せになりそうだった時にヒロが死ぬということを知り、優が「幸せになれ」と言って送り出し、死ぬまでヒロと二人で愛を貫き通して終了でした。
あれ? 無菌室でキスは? 野外セクロスは? 子供は? それ以前にヒロの学校での暴挙とかは? むりやり退学にさせた男は? その男の「あいつすげーいい奴だ! 幸せになれる!」とかいう都合のいい台詞は?
……何このセカチュー。
ということで、セカチューが全うかどうかは分かりませんが、少なくとも見れる程度の物語にはなってしまっていました。この時ほどプロの仕事が凄いと思ったことはありません。あれだけの小説を、ここまで物語として整合性をあわせるとは。
正直、後ろの女の子達は最初笑っていたんですが、ヒロが死ぬってことを知るあたりの優とのやり取りでぼろ泣きしてました。
優良い奴です。確か小説では全然出番無かったような。
ふっつーに付き合いだして、両親が離婚するかもっていう瀬戸際にミカを励まして、家庭取り持ったし。順調に付き合って結婚寸前でヒロに撮られたにも拘らず「好きな女の幸せを願えない奴はだめだ」とかかっこよすぎる台詞をはいて送り出すし。いなくなってから涙見せるとか男としては最高ですよ。女性にはどうか知りませんが。何この王道的なものは。
ヒロも高校生の青臭さを前面に出して「ミカは俺が守る!」とかなるわけですが、普通に良い奴ジャンと。死ぬ時とかの演出も良かったです。最後に携帯電話のテレビ電話で会話するんですが、切った直後に一番初めのときに撮った写真が待ち受けになってて、それを見て死ぬとか演出すげーと。
期待してなかった分、ごめんなさいと謝るくらいの出来ではありました。ただ、最初の二十分ですでに俺の感覚は麻痺していたので「ああ、ここって感動確かにするよな」と思う程度で凍り付いてましたが。導入部分って大事だな。
何が良かったって言えば、最低男と見える原作の描写を全てカットしたこと。それだけに駆け足にはなったけど、その分ヒロがちょっと背伸びしたがる男子高校生に見えた。他のキャラ達も普通の人間になってた。
これは予想外。案外良かったです。
逆を返せば原作がどれだけ酷かったかってことなんですが。小説の映画化で最も劇的に成功した例ではないかと思ったりします。
そこからは寺さんの時計を買ったり俺が合唱で使うファイル買ったりキーボード買ったりしてから最後に神保町に。本屋で一番初めに書いた本達を買い、新宿で飲み会をして帰って来て今に至ると。
さて、ここまで書けば分かった人には分かったと思いますが。
>チームバチスタの栄光(下)(下)
上巻買い忘れたOTZ
上巻を二冊買って彼女さんと会った時にでもクリスマスプレゼントにします(汗)
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